新しい福利厚生

日本の「福利厚生」について知っておくといい豆知識として「従来の伝統的なスタイル」から「新しいスタイル」への変化が挙げられます。具体的に言いますと従来の伝統的なスタイルとは「企業主体で行われるスタイル」です。福利厚生を社内で作り出し適用してきました。これに対し近年生まれてきた新しい福利厚生のスタイルとは「従業員が選択判断」するスタイルです。大企業を中心に福利厚生は外部化されてきています。外部化とは外注(アウトソーシング)のことです。これによって福利厚生自体に種類が増え、従業員は一律のサービスを受けるのではなく、自分の求めるサービスを選択して受けられるように変化してきています。しかしまだ新しいスタイルのため従業員のニーズと企業のニーズには食い違いも生じています。

先ほどお伝えした福利厚生が「企業主体の従来スタイル」から「従業員が選択判断する新しいスタイル」に変化してきている点とともに、福利厚生の提供分野も変化してきています。 従来型のスタイルでは「住宅」関連施策に法定外福利厚生費の大半が使われてきました。しかし近年では「住宅」関連施策は縮小傾向にあり、かわりに「健康、医療」、「自己啓発」、「育児、介護」などの分野が拡大傾向にあります。 つまり伝統的なスタイルから新しいスタイルへの変化をわかりやすく説明すると、「配分の重点分野が変化し、配分する方法も外部化等をともないながら従業員の自己選択方式に変わってきている」ということです。しかし変化が始まったばかりのため、増加する非正規社員への適用など問題点は多くあります。